西日本豪雨被害から2年・・・(投稿:山下)

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  高校を卒業するまで暮らした故郷の、信じられない状況に胸が詰まった西日本豪雨被害からちょうど2年。見慣れた町並みを濁流が流れ、二階の高さまで浸水する様子に愕然となりました。  
  今年1月還暦の同窓会に参加した際に話を聞いた地元の同級生は、2週間ほぼ不眠不休で働いたのだと。全くのボランティアで。過去に経験がない事態で誰もが混乱し、被災者も助ける側もどれほど大変だったことか・・・    
 
 でも、友人が送ってくれ今日付け(7/2)の記事を読んで、今度は別の意味で胸が熱くなったのです。「理容オカザワ」の岡沢君は同級生。曾祖父の時代から受け継ぐこの店は創業120年、県内でも最も歴史があるという。床上2.4mの浸水で店舗兼家屋は全壊というだけでも大きなショックを受けたであろうに、岡沢君は店の再開をあきらめなかった。泥の中からハサミやカミソリなどを探し出しては錆を落として消毒していったという。そして仮店舗での営業を経て、ついに「創業の地」で店を再建した。  岡沢君は決して闊達な性格ではない。静かな人、という印象がある。そんな彼の内側には「必ず創業の地で代々引き継いだ店を再建する!」という、熱い思いがあったのでしょう。実は、生前私の父も岡沢君にずっとお世話になっていました。亡くなる直前まで通っていたということは、よほど気に入っていたのだと思います。店の再建は、地元の常連さんたちにとっても嬉しいことに違いない!  
 地元で頑張る同級生を誇らしく思うと同時に、応援する気持ちでいっぱいです。


 FNSドキュメンタリー大賞2019  https://www.fnn.jp/articles/-/22783